J リーグ 外国人枠拡大へ
以前このブログで簡単に触れたが来シーズンからの外国人枠の変更についてJリーグから各クラブに伝えられた。承認されれば来シーズンから採用となる。
その内容は外国人枠の拡大。
現行の外国人枠「3」→「5」へ
さらにクラブの外国人枠選手登録数は「5」→「無制限」へ。
つまりスターティングメンバー11人のうち5人は外国人、ベンチ7人であわせて18人に入らない選手の全員が外国人が可能だということだ。
鹿島で世代問わず極端に例えると…
9月1日に行われた試合スタメン・ベンチ(マルキーニョス、ダニーロ、ファボン、アウグスト、アリ)と中3日で行われた9月4日の試合スタメン・ベンチ(セルジーニョ、レアンドロ、レオシルバ、チョン・スンヒョン、クォン・スンテ)の総入れ替えが可能となり、つまり外国人のターンオーバー制の実現となる。
とは言ってもクラブのプロ選手の登録数30人前後のなか日本人とのバランスからベンチ外が全員外国人はありえないが…
いずれにせよ外国人を多く抱えるということはクラブ力が問われる。今回のブログでいうクラブ力とはお金であり、つまり選手・スタッフへの給料だ。当然、営業収入が多ければ多いほど人件費にあてられる。
2017年度Jリーグ決済情報によると営業収入トップ3は浦和79.8億、神戸52.4億、鹿島52.3億。浦和には入場者収入で14億以上の差をつけられ、神戸とは一見競っているように見えて広告(スポンサー)収入で14億近くの差をつけられている。特に神戸の2017年シーズンはポドルスキー効果かもしれないが今シーズンはすでにイニエスタが加入し神戸のメディアへの露出は日本・海外含め明らかに増している。おそらく昨シーズンの広告料を軽く超えてくるだろう。
このようにある一定以上の収入を獲得するにはクラブには何らかの「強み」が必要だと言える。
鹿島でいう「強み」とは単純に「強い」ということであった。最多タイトルホルダーであり国内19冠。(ちなみに余談だがA3という東アジアの大会が昔あり実は初代チャンピオン。これがアジアでの唯一のタイトル)強いことがブランドとなり地方のクラブでありながら選手獲得も含め一定の収入成果の大きな要因となった。これからの鹿島には「強い」以外の強みを見つけてもらい個人的には100億クラブを目指してもらいたいものだ。