鹿島アントラーズ toe kick フットボールコラム

私が愛するクラブチーム、鹿島アントラーズについてメディアの報道や噂に対してあくまで個人的な意見や見解を述べるフットボールコラム

鹿島アントラーズ 新18番 セルジーニョ

昨日行われたACL準決勝、1レグホーム水原三星戦3ー2で大逆転勝利。2点を先行された時は正直、負けが頭をよぎったがそこからチームは3点を奪い勝利することができた。これで2レグでは引き分け以上で決勝進出が決まる。アウェイゴール2点奪われていることが気になるが大きなアドバンテージを得ることができた。

 

この試合、鹿島の1得点目となったオウンゴールに繋がるクロスを上げ、さらに西大伍からのクロスに合わせ2点目を奪い、内田篤人の劇的決勝弾の起点となったフリーキックを務めるなど大活躍したのは背番号18セルジーニョである。

今年の夏、テクニカルディレクターに就任したジーコの推薦のもと鹿島にやってきた男は個人的にその風貌やレフティーであること、プレースタイルからヴィッセル神戸に在籍するポドルスキに重なってみえる。

セルジーニョが加入してからクラブは上昇気流に乗っている。昨日の勝利でACL の決勝に大きく近づき(ACL 3試合3得点)、国内では暫定だがJリーグ3位、ルヴァンカップ4強、天皇杯8強と数字上はシーズン前に目標に掲げた4冠の可能性を残している。

思えば鹿島アントラーズの歴史上、シーズンの途中に加入した外国人選手が活躍したケースは記憶にない。あえて言うならジョルジーニョ政権時のドゥトラか…

 

鹿島の18番と言えば2006~2009年シーズンにかけJリーグ3連覇に大きく貢献したマルキーニョス。この間Jリーグベストイレブン、MVP さらにクラブ史上初の得点王を獲得している。

セルジーニョの在籍期間はまだ短い。そして若い。(現在23歳)クラブを引っ張る選手であると同時に選手としてまだまだのびる可能性を秘めている。ジーコのもと選手として成長しマルキーニョスをこえる活躍をしてもらいたいものだ。